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ここは甘味処「十五や」。
看板娘の白兎は、今日も笑顔でお客さんをおもてなし。
お宮の狐も、お寺の狸も、兎の高校生も。
みんな白兎のことが好きで、白兎に会いたくてお店に通っているのだ。

では白兎は誰が好きなのか。
まんまる眉のわんこがたずねる。
みんな好き、とか、そういうのはダメ。

困った白兎。本当にみんなのことが好きなのに。
でも…。誰かひとりを選ぶとしたら、それは…。

十五夜うさぎ 誰見て跳ねる

© MIZUKI KYUMA

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